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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
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<湊の部屋・夜>

ライブは、技術・人気共にLumie`re (リュミエール)の圧勝だった。
CROSS ROADのメンバーは面白くなかったのか、Lumie`re (リュミエール)のライブ中に帰っていった。

Lumie`re (リュミエール)のメンバーは、いつもの通り湊の家で打ち上げだ。

全員 「かんぱーい!!」
晴樹 「練習不足のわりには、上手いこといったな、今日のライブ。」
湊  「そうやな。課題はあるけど全体的に良かったわ。」
彰仁 「俺、今日のライブめちゃくちゃ楽しかった。」
紫苑 「・・・すみません。色々迷惑かけて。」
湊  「何言うとんねん。紫苑くんやったから練習不足でもここまで出来たんやで?」
晴樹 「ほんま、そう思うわ。」
光  「みんなに迷惑かけるから、サポート辞めるとかはなしやで?」
紫苑 「・・・」
湊  「そうや。紫苑くんに辞められることの方が迷惑やで?」
紫苑 「でも・・・」
晴樹 「紫苑くん、ほんま正式メンバーになってもらえんやろか?」
湊  「おや?めずらしくハルが積極的やな?」
晴樹 「俺な、Lumie`re (リュミエール)がほんまにやりたいこと実現する為には、紫苑くんの音が絶対必要やと思うねん。」
湊  「そうやな。ほんま一緒にやらへんか?」
晴樹 「紫苑くんには色々事情ある言うんは、湊とももから聞いとるけどな。この際、俺らとがっつり絡んでみんか?」
紫苑 「・・・」
光  「人と深く付き合うんが苦手や言うてたけど、このメンバーでおる時、息苦しいか?」
紫苑 「いえ・・・それはないです。」
光  「そうやろ?それに目立ちたない言うたって、紫苑かっこいいからどうしたって目立ってまうねん。しゃぁないやんか。」
湊  「こらこら、どさくさにまぎれて何をのろけてるんや。まぁ、紫苑くんかっこええんはほんまやから、ええけどな。」

え!?・・・の、のろけって何や?・・・湊なんや気づいてるんやろか?

光は少し赤くなった頬を隠すようにコップのビールを一気に飲み干した。

晴樹 「その、家のこととかな言いたないんやったら無理やり聞くつもりはないけど、
話せることあったら言ってくれたら、何かええ方法とかあるかもしれんやんか?」
湊  「そうやな。紫苑くんのこれからの人生、誰とも絡まんで生きてくことは無理やで?ほんなら僕らと絡んだらええやん。」
紫苑 「・・・そうですね。」

紫苑は何かを決心したように、ぽつりぽつりと話を始めた。

紫苑 「湊さんとは親戚になるかもしれないので、神宮寺家のことどこまで話していいのか迷うところなんですが・・・。」
湊  「それは大丈夫や。僕は湊家を継がない。」
紫苑 「・・・?」
湊  「メンバーにはバレてるみたいやから、この際カミングアウトするけど、僕はゲイやねん。女を好きになれんのや。女は抱けない。そやから後継ぎつくれんやろ?」
紫苑 「・・・ご両親はご存知なんですか?」
湊  「知っとるよ。東京出るとき言ってきた。・・・で、紫苑くんの話は?」
紫苑 「・・・うちの親父もゲイなんです。・・・女は抱かない。」
光  「えっ!?」
晴樹 「そやけど、紫苑くんや莉薗ちゃんがおるやんか?」
紫苑 「零王は4月、莉薗は9月、俺は2月生まれで同い年・・・母親が違うということは誰にでもわかると思うんですけど、それだけじゃない。母親は誰なのかわからない。いわゆる卵子バンクに登録された卵子と親父の精子を体外受精させ、また別の人のお腹で育てられて生まれたんです。」
湊  「なるほどな・・・」
光  「そ、そんなことできるんか?」
紫苑 「もちろん、日本ではありません。研究者に資金援助をして研究対象として実験されたんです。」
光  「実験って・・・」
紫苑 「親父の戸籍は3回結婚して3回離婚したことになってる。そのお腹を貸した人が俺たちの母親ということになってるんです。」
晴樹 「なんやそれ・・・すごいな。」
紫苑 「神宮寺家には、後継ぎが必要だから・・・」
湊  「それで、後継ぎの零王くんはまだ17歳やのにお見合いってことなん?」
紫苑 「はい。零王が20歳の時に後継ぎを産む必要があるんです。」
晴樹 「それっ!・・・梨里香ちゃんは知っとるんか?」
湊  「わからん。・・・親父が一番可愛がってる末っ子の梨里香を嫁に出す気になったんやから、それなりに何か考えがあるんやろとは思うけど。」
晴樹 「なんや、考えって。」
湊  「そんなん、知るか。・・・わからんよ。」
光  「紫苑・・・その話、いつ聞いたん?」
紫苑 「中3になった時、零王の15歳の誕生日です。莉薗と俺は見た目が明らかに日本人ではなかったので、子供の頃からなんとなく他の子たちとは違うなとは思っていました。でも、流石に親の勝手な事情で研究材料として生まれ生かされているとは思いもしませんでした。」
湊  「ん・・・、なんや想像以上の話で言葉もみつからんな。」
紫苑 「・・・それで自暴自棄になっていた時に、大阪でみなさんのライブを見てあの曲聴いて、自分にも生きてる理由があるのかなって思ったんです。」
光  「そうや。生きてる理由はある。」
紫苑 「でも、その理由がなかなか見つからなくて。自分は親父とは違う、女を抱けるってことを証明したかった。・・・それで、誘われるままに女と寝てました。」
光  「・・・」
晴樹 「それが、バンドやってた頃なん?」
紫苑 「はい。新庄の女もその中のひとりでした。もちろん新庄の女だなんて知らなかったんですけど。・・・それでバンドは解散しました。」
湊  「・・・で、女は抱けたけど、好きにはなれんかったんやろ?」
紫苑 「はい。・・・誰かを好きになることなんて出来ないんだと・・・思いました。」
湊  「でも、好きになること出来たんやろ?」
紫苑 「・・・はい。」
晴樹 「ん?何や話がみえへん。」
湊  「ええねん。人を好きになるのに、男も女もないし、歳の差やとか身分がやとかそんなん関係ないねん。好きになったらしゃーないっちゅうことや。なぁ、もも?」
光  「な、なんやねん。なんで俺にふるんや?」
湊  「もももよく、人を好きになるってようわからん。って言うてたやんか。でもわかったんやろ?」
光  「・・・」
湊  「というわけで、紫苑くん。Lumie`re (リュミエール)の正式メンバーになろう!」
紫苑 「迷惑かけると思いますけど・・・」
光  「迷惑やない、言うとるやん。」
晴樹 「そうや。」
湊  「さっきからずと黙っとるけど、アキも賛成やろ?」
彰仁 「・・・うん。」
湊  「えっ!?アキ?・・・なんで泣いてんねん?」
彰仁 「祥くん・・・俺、俺ごめん・・・」
湊  「アキ?・・・ちょ、ちょっと待ち。」

湊は慌てて近くにあったタオルを彰仁の頭にかぶせた。

晴樹 「お子ちゃまのアキには話が難しすぎたか?・・・ほな、俺今日は帰るな。」
湊  「なんでや?」
晴樹 「ちょっと、やぼ用思いだした。」
光  「俺も、柚子が心配やから帰るわ。」
紫苑 「あ、俺送ります。」
湊  「・・・ほんま、Lumie`re (リュミエール)のメンバーは息が合うとるな。くくっ。」
晴樹 「紫苑くんの正式メンバー入りのお祝いはまた改めてしよな。」
光  「そうやな。もう夏休みやし。」
紫苑 「俺は、まだですけど・・・更にテストあったりしますけど・・・」
光  「まじか?高校生は大変やな。」
紫苑 「・・・」

Lumie`re (リュミエール)のメンバーは、湊の家に彰仁を残してそれぞれ帰途についた。




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