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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
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柚子 「にゃぁ~」

カチャリ

光は紫苑が玄関を出ていく音をベッドの上で聞いていた。
うつ伏せに寝がえりをうちため息をつくと、柚子がベッドの下まで来て光を見上げる。

光  「柚子~おいで。」

光は柚子を右手で拾いあげ自分の顔の横に置く。
柚子は光の鼻先をペロリと舐めた。

光  「柚子・・・紫苑、帰ってしもたな~。なんや寂しいなぁ。何でやろな?」
柚子 「にゃぁ。」
光  「俺、夕べガキんちょみたいに泣いてしもた。・・・生まれてきてあかん人間なんておらん。どんな理由あるか知らんけど・・・紫苑はここに生きてるんやから。・・・なぁ、そうやろ?柚子・・・。」

光は、のろのろと起きだして、しばらくごろごろしていたが、昼過ぎに湊の家に向かった。


湊  「なんやねんな、その顔は~?」

湊は玄関の扉を開いて光の顔を見るなり、眉間にしわを寄せた。

光  「夕べ泣いたまま寝てしもた。」
湊  「そんな顔、ファンにみせられんで~瞼腫れて目がいつもの半分になっとるわ。」
光  「しゃぁないやろ。そういう湊も今日は珍しくやさぐれてるやんか。」
湊  「・・・しゃぁないやろ。色々あんねん。・・・紅茶でええか?」

湊はそのままキッチンに向かう。光はリビングに入り、クッションを胸に抱えてソファーにごろりと横になった。

光  「色々なぁ?・・・ふぅ~ん。あっ、紅茶はミルク入れてぇな。」
湊  「はいはい。それより、しばらく練習休んで曲作りしようメールしたのに。今日はなんやねん?」
光  「・・・ん~、なんやひとりで家におるん嫌になってしもた。」
湊  「柚子がおるやんか。」
光  「柚子は、なんや忙しそうに遊んどってかまってくれへん。」
湊  「くくっ。なんやそれ。」

湊はソファの横にあるサイドボードに光の紅茶を置いて、自分はリビングの椅子にこしかけた。

光  「なぁ、湊はいつから男の子好きやったん?」
湊  「ぶはぁつ!・・・な、な、何言うとんねん!」
光  「湊、バレてへんと思っとったん?ハルも俺も気づいとったわ。」
湊  「・・・まぁ、隠すつもりもないけどな。・・・なんで僕が今そんなんカミングアウトさせられてんねん。」
光  「なんで男やのに男を好きになるんやろな思って。」
湊  「・・・知らんわ。僕は最初から女は好きになったことあらへん。家の事情知っとるやろ?親父は仕事と浮気が忙しくて家に寄り付かんし、家にはおかんとねえちゃん2人と妹・・・女ばっかりや。女は恋愛対象になんかならん。」
光  「ぷぷっ。湊ん家、ほんま女強いしなぁ。」
湊  「笑いごとやあらへん。・・・なんでそんなこと今さら気になってんねん?」
光  「ん?・・・俺な、亮太んことは大好きやったけど、チューしたりエッチしたりなんて全然想像できんかって。ただ一緒にいたかったんや。タクと寝た言われた時はショックやったけど、そやから俺も・・・とは思わんかった。」
湊  「・・・そうか。」
光  「けど、ほんなら女とエッチしたいかっていうと、それも全然想像できひん。」
湊  「もも、たんぱくやな。自分でも、あんまエッチせんやろ?」
光  「・・・なんで、そんなこと言わなあかんねん。」
湊  「くくっ。そこは答えんのや?・・・もも、まだ本当に誰かを好きになったことがないんやないか?」
光  「・・・そうなんやろか?」
湊  「誰かん事思ってドキドキしたり、その人の言動で自分の心乱されたりしたことないやろ?」
光  「・・・どうやろな?」
湊  「本当に好きになったら、男やとか女やとか関係ないねん。その人と一緒にいたいし、チューしたいしエッチしたいってなんねん。」
光  「そうなんや・・・。」
湊  「なんやもも、紫苑くんに好きって言われたんか?」
光  「・・・紫苑は、そんなこと言わんねん。」
湊  「・・・?不満そうやな?」
光  「不満やないけど・・・なんや紫苑ってようわからん。」
湊  「くくっ。それって紫苑くんことよう知りたいってことやんな?」
光  「・・・?」
湊  「紫苑くんは、なんや色々抱えてるもん多いみたいやからな。なかなか心ひらかんやろな。」
光  「・・・紫苑、欲しいな。」
湊  「はぁ?・・・なんや大胆発言やな。そんなん押し倒したらええやん?」
光  「な、何言うとんねん!そういうんちゃうわ!Lumie`re (リュミエール)に欲しい言うてんねん!」
湊  「なんや、そういうことかいな?それなら僕も欲しい思うで。」
光  「・・・紫苑こと、もっと知りたいんや。」
湊  「・・・」

湊はカップに残っていた紅茶を一気に飲み干した。



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