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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


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<大学の中庭・昼>
アメリカに渡ってから3年が経っていた。
望とは、一緒に旅行に行った満月の夜以来逢っていない。
一晩中愛し合った翌朝、俺の腕の中に望はもういなかった。
代わりに不機嫌な顔の珠絵が、恨めしそうに俺を睨みつけ、身体の不調を訴えていた。
初めてだったのに、途中からは理性がきかず、思い切り抱いてしまったのだから言い訳もできないのだが。
それでも珠絵は最後に、「望は大丈夫。お互いに自分の足で立って歩けるようになったら、また出会いから始めましょう。その時はきっと、今度こそ寄り添って生きていくことができるわ。」俺に、そんなことを言った。
そう、「お互いに」と・・・。

旅行から帰ると、俺は花柳家を出てじいさんの実家を継いでいる大叔父の籍に入り、
勅使河原宗一郎となって、アメリカに渡った。
しかし、「てしがわらそういちろう」などという日本人でさえ呼びにくい名前をここの学生たちが呼んでくれるはずもなく、何故だが「ショウ」と呼ばれている。変な気分だ。
更に、丁度望と同じくらいの年頃の生徒たちと接しているのだから、一日として望の事を考えない日はない。
佳苗は高校を卒業すると、親父の実家を継いでいる伯母さんの籍に入ったそうだ。
桜庭望となり、自慢の黒い髪をバッサリ切ってイギリスに渡ったという。
俺にはもう、それが本当に佳苗なのか、それとも望なのか、もしかしたら珠絵なのか・・・
それさえもわからなかった。
花柳家は、月子が成長するまでの間、いとこの恵理子が宗家代理を務めることになったそうだ。もう、俺にはどうでもいいことだが。

アメリカに来て思ったことは、自分はとても閉鎖的なところにいたのだなということ。
花柳家は、いつまでこんなことを続けていくのだろうか。花柳流を継ぐ者が男でも女でも、また血のつながりがどうであれ、そんなことがどこまで重要なのだろうか?
花柳流を一番に愛し技術を伴うものが継いでゆけば良いのではないだろうか?
そんなことを思ってみるが、もう外に出た俺には何を言う権利もない。
そしてもうひとつ、自分がどれほど弱く未熟だったかを思い知る毎日だった。
この3年で、俺も少しは成長できたのかな。

じいさんから、そろそろ日本に戻って、学校経営を手伝ってほしいと連絡がきていた。
俺は、放課後、大学の中庭にあるベンチでテイクアウトのコーヒーを片手に、この3年間を思い返しながら、どうしたものかと考えていた。

学生 「ショウー!お客さんだよ~」

生徒が、客人を連れて近づいてきた。
俺の研究室への入室希望者かな?
顔を上げるとそこには・・・何度も何度も夢にまで見た、愛しい望が立っていた。

望  「ひさしぶりだね。」
宗一郎「・・・望?」
望  「うん。迎えに来たんだ。」
宗一郎「迎えに・・・?」
望  「そう、一緒に日本に帰ろうよ。」

望は少し身長も伸びて、凛とした表情になっていた。
あぁ、大人になったんだな。

宗一郎「あぁ、そうだな。一緒に日本に帰ろう。」

望の差し出した手をとると立ち上がり、抱きしめた。
聞きたいことは沢山ある。話したいことも沢山ある。
でも、今はただ、また望に出逢えたことだけで、俺の心は満たされていた。

宗一郎「望・・・もう、二度と手放したりしないぞ。」
望  「うん。俺も、二度と離れない。」

花柳家のしきたりに、振り回され続け、人形にように生きてきた望はもういない。
ここから、宗一郎と生まれ変わった望の、新しい人生がはじまるのだ。


Fin



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<旅館の部屋・夜>
望  「今度は俺の番。」

望はそう言ってにっこり微笑むと俺の上に跨り、さっきのお返しとばかりに、あちこちキスの雨を降らせる。
なんだかくすぐったい。
そして、俺のペニスを握るとその手を上下させ亀頭を舌でぺろぺろと舐める。

望  「気持ちいい?」
宗一郎「あぁ。気持ちいい。」

望は上目遣いで俺を見ながら少し心配そうに聞いてくる。
俺は望の髪を撫でた。
気持ちいいに決まっている。こんなに一生懸命な望を見ているだけでも十分なほどに。
だけど、今夜はどうしても望とひとつになりたいんだ。

俺は望を仰向けに寝かせて、上から覆いかぶさりふたりのペニスを合わせると、そこにローションを垂らした。
両手で2本のペニスをしごく。
ぴちゃぴちゃくちゅくちゅくちゅ・・・

望  「はぁ・・・はぁ・・・あんっ・・・気持ちいい・・」
宗一郎「望、足を抱えて。」
望  「え?・・・こう?」

俺は後孔が見えるように望の腰の下にバスタオルを丸めてあてがい、望のそこに更にローションを垂らして2本の指を差し込んだ。指を少し開いて押し広げてみる。

望  「ふぅんっ・・・」
宗一郎「痛いか?」
望  「大丈夫。」

指を抜いて自分のペニスをそこに擦りつけた。

望  「あぁ・・はぁ・・・」
宗一郎「入れるぞ。」
望  「うん。」

俺は腰に力を入れて硬くなったペニスの先端を、望の後孔に差し込んだ。

宗一郎「うっ。」
望  「んっ。」
宗一郎「大丈夫か?」
望  「うん。」
宗一郎「力抜いとけ。」

望のそこは想像以上にきつい。痛くないわけはない。
だけど、俺は深呼吸をして、更に奥を目指し腰を落としていく。
ズズツ・・・ジュブッ・・・・ズッ・・・ズッ・・・

望  「はぁ・・・あぁ・・・・んっ・・・んっうっ・・・」

俺のペニスが押し入るたびに、望の声が漏れる。
そして、やっとの思いで根元まで挿入された。

宗一郎「はぁ・・・はぁ・・・全部、・・・入ったぞ。」
望  「ふぅ・・・うん。・・・嬉しい。」
宗一郎「俺もだ。望ん中あったかい。」
望  「お兄ちゃんのも。・・・俺ん中お兄ちゃんでいっぱい。」

俺は、望に口づけをした。
望は俺の首に両手をまわしてそれに答える。

宗一郎「望、お前は覚えていないかもしれないが、佳苗ちゃんが亡くなった時、俺はお前に佳苗になれと言った。そして、ここに望ちゃんがいると・・・」

俺はそう言って望のペニスを手で包み込んだ。そこは痛みのせいか小さく縮こまっている。

宗一郎「そして、そのことはふたりの、秘密の約束だとも・・・」

望は黙って俺を見つめている。

宗一郎「だけど、もうその秘密の約束は時効だ。お前は望だ。ここだけじゃなくて、この身体全部と心の中も全部望だ。だから・・・お前の、望の心と身体全部で俺の愛を受け止めてくれ。」
望  「・・・お、兄ちゃん・・・あぁっ・・・」

俺は、望の中に差し込んだペニスをぐんっっと更に一突きすると、腰を動かし始めた。

望  「あっ・・・あっ・・・ああっ・・・あんっ・・・」

一突きするたびに望が声を上げる。
痛みを少しでも和らげてあげたくて、望のペニスをしごき胸の突起をつまむ。
しばらくそうしていると、望のペニスが硬くなってきて、更に腰を動かし始めた。
そして、ずっと閉じていた瞼を開くと俺を見つめてきた。

望  「はぁん・・・お兄ちゃん、・・・気持ち・・いい・・んっ」
宗一郎「はぁ・・・はぁ・・・俺も気持ちいい。」
望  「俺っ・・・嬉しい・・・お兄ちゃんと・・つながってるぅっ・・・」
宗一郎「あぁ、つながってる。望とひとつに。・・・ほらな。」

俺は望の手をとると、ふたりの結合部分に導く。

望  「うんっ。・・・すごい。」
宗一郎「望・・・愛してる。・・・これから何が起きてもどんなことがあっても、俺はお前を愛している。」
望  「・・・お兄ちゃん・・・俺も、お兄ちゃんを愛してる。ずっといつでもいつまでも。」

俺は頷くと、口づけをした。誓いのキスだ。
そして望は、その言葉を表すかのように、望の中にある俺をぎゅうっっと包み込んでくる。
それからは、ふたりとも無心でお互いを求めあい何度も何度も愛し合った。

この日、宗一郎と望が一晩中、永遠の愛を誓い合ったことは
その夜空から見ていた満月だけが知っている、新しい秘密の約束だった。



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<旅館の部屋・夜>

望を布団に横たえると、上からその瞳を見つめた。望もまっすぐに俺を見ている。

宗一郎「本当にいいのか?途中でやめたりできないぞ。」
望  「うん。途中でやめたりしないで。」
宗一郎「いいんだな?」
望  「ぷふっ。お兄ちゃん緊張してるの?」

あぁ、緊張してるとも。男の子とセックスするのなんて初めてだ。
本やインターネットでどれほど調べたことか。
大切な望みを壊してしまわないように、愛を注ぐにはどうしたら良いのか、そりゃぁ悩んで考えて今日を迎えたのだからな。
だが、俺は望の問いには答えずに、唇を重ねた。
薄い唇を軽く何度も啄み、舌を差し入れると望もそれに応えた。
指先で浴衣の上から胸の突起を探り当て軽くひっかくと、望はビクッと身体を震わせる。
冷たい耳たぶを舌で弄び、首筋に舌を這わせながら、浴衣の帯をほどき、じかに乳首をつまむ。

望  「んっ・・・んっ・・・んんっ・・・・」

望みはその度に身体を痙攣させるように反応する。
首から鎖骨、そして乳首に唇を這わせ、舌先でつつき唇で啄む。

望  「はぁっ。・・・んんっ・・・・」

望みは吐息を漏らしながら俺の髪をつかむ。
俺の指先は更に下へ進むと、すでに膨らんだペニスを布越しにとらえる。
薄い水色の横縞のボクサーパンツが可愛い。
俺は、ゲイではない。男のパンツをみても欲情はしない。普通は萎える。
だが、望がこの下着や今日の昼間に来ていた服を自分で選んで購入して身に付けたことを考えると、愛しくてたまらない。
横縞が少し太めになったふくらみの部分を手のひらで包んで刺激する。
佳苗には・・・望の中にいる佳苗の人格には、ここは望だと教えた。
ここに、望ちゃんがいると・・・。
でも、本当は違うんだ。ここも、そして、この身体全てが望なのだ。
俺は、自分の過ちを謝罪するかのように、望の身体の隅々にまでキスを落とした。
望みはその度に吐息を漏らす。

宗一郎「望、うつ伏せになってお尻を突き出してみて」

俺は望みを四つん這いにさせ、パンツを脱がせるとお尻を持ち上げた。

望  「あぁっ。」

後孔を指でなぞると、望は声を上げて背中をのけ反った。
俺は、手のひらでお尻を揉みながら、裏筋から後孔を何度も舌で行き来する。
その度に漏れる声を枕に顔を埋めてこらえているようだ。
そして、つぼみを舌先でこじ開け、執拗に舐める。柔らかくなるように。
俺は、枕元に用意しておいたローションを取り出して、指先にすくった。

宗一郎「ちょっと、冷たいぞ。」
望  「うん。」

ローションを後孔に擦りつけ、更にほぐすとその中央に指先を差し込んだ。

望  「あっ!」
宗一郎「痛いか?」
望  「痛くないよ。」
宗一郎「じゃぁ、少しずつ指、入れるぞ。」

俺は、指を何度も出し入れしまわしながらゆっくりと差し込んでゆく。

望  「あっ・・・あっ・・・・ああっ・・・」
宗一郎「どうだ?」
望  「なんか、へんな感じ。ふふっ」

俺は指先を動かして、前立腺のスイッチを探す。

望  「はぁ・・・・はぁ・・・・ひぁぅ!!!あぁん!」

ここだな。俺は確認すると更に刺激する。

望  「やぁん!あっ、何?」
宗一郎「ここ、気持ちいいだろ?」
望  「んんっ・・・頭までしびれる」
宗一郎「指、もう1本増やすぞ。」

俺はそこに更にローションをたっぷりとたらして、二本の指を差し込んだ。
ぐりぐりと、その穴を少しずつ広げながらスイッチに到達すると更に刺激を繰り返す。
そして、もう片方の手でペニスをしごく。

望  「ああんっ!・・・なんか変・・・はぁはぁ・・・あぁ・・・」

望みは可愛いお尻を左右上下に動かしながら、枕を抱え込む。
俺は、そんな望の背中やお尻にキスを落とす。

望  「あぁ、出ちゃうっ・・・」
宗一郎「イっていいぞ。」
望  「あんっ、だって・・・あぁ・・・んっ!イクっ!はぁんっ!!」

横縞のボクサーパンツでその精液を受け止めると、望を仰向けにひっくり返し、キスをした。

宗一郎「望、可愛い。」
望  「はぁはぁ・・・俺だけ・・・ずるい。」
宗一郎「はははっ。夜はまだまだ長いんだぞ。」

俺はそう言うとまた、望の唇を塞いだ。



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<旅館の部屋・夜>
食事も済んで、布団も敷いてもらって、ゆっくりとした時間が過ぎていた。
俺は窓から空を見上げていた。
すると、望が静かに近づいてきて俺の背中にそっと身体を寄せた。

望  「お兄ちゃん・・・本当に、ありがとう。俺っ・・・」

俺は望の言葉が終わらないうちに、身体をくるりと返し、望の顎に手をやると上を向かせて、少し強引に口づけをした。
望の、その続きの言葉を今はまだ聞きたくなかった。
そっと唇を話すと望が俺の顔を見上げ、微笑み胸に顔を埋めてぎゅっと抱きついてきた。

望  「お兄ちゃん、大好き。」

くぐもった声でそう言う。
俺は望の髪を撫で、両手で顔を包んで上を向かせるとまた、口づけをした。
さっきよりも、もっと深く深く。

望 「んはっ・・・」

望みが吐息を漏らす。
俺は唇を離すと、望を抱きしめた。

宗一郎「なぁ、望。普通の兄弟はこんなことしないんだ。それと男同士でもしない。」
望  「・・・うん。」
宗一郎「だけど・・・だけど俺は、お前が・・・欲しい。望とキスしたいし、・・・もっと、望の全部が欲しい。・・・駄目な奴だ。」
望  「駄目じゃないよっ!・・・俺もお兄ちゃんとキスしたいし、お兄ちゃんが欲しい。」

望は潤んだ瞳で俺を見つめる。
本当は駄目なんだこんなこと。俺の理性が少しだけブレーキをかけようとする。
だけど、後悔だけはしたくないんだ。
俺はこの望みが叶うのなら、それから先は地獄にでもどこにでも行ってやる。

宗一郎「望・・・愛してる。」



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<風呂・夜>
貸切風呂は家族連れなどでも十分利用できるほどで、ふたりっきりで入るのは申し訳ないほどの広さだった。
そこもまた静かで、お湯があふれ出ている水音だけが響いていた。
望は終始はしゃいでいて、そのひとつひとつに感動の声を上げていた。

望  「お兄ちゃん。見てみて~」

呼ばれて露天風呂に向かうと、望は空を見上げていた。
そこには満面の星たちと大きなまんまるの月が出ていた。

宗一郎「うわぁ!綺麗だな~」
望  「うん。こんなに沢山の星と綺麗いな月を見たのは初めてだよ。」
宗一郎「そうだな。」

寒いのでお湯に仰向けにぷかぷか浮かびながら、ふたり並んでしばし空を見上げていた。

望  「お兄ちゃん、今日はありがとう。」
宗一郎「おいおい。まだ今日は終わらないぞ。この後、ご馳走たべないとな。」
望  「何がでるのかな~」

その後、お互いの髪を洗ったり背中を流したり、今日一緒に過ごした楽しい時間を振り返っては、おしゃべりをした。

風呂を出て部屋に戻ると食事の支度が整っていた。
豪華な山の幸や川魚などが並んでいた。
望は、ここでも感嘆の声を上げながら食事を楽しんだ。

楽しい時間は、あっという間に過ぎていくのだな・・・。


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