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響瑠

Author:響瑠
ここに書かれている日記は
<妄想>です。
実在する地名・人名・団体名が登場しても、それは偶然ですので、まったく関係ありません。
また、ここに記されている内容はオリジナルですので
著作権は作者にあります。勝手に使用しないでくださいね。
【18禁表現を含みます】


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<会社・朝>
目が覚めると俺はソファーに横になっていた。外はもう明るい。
心地良い倦怠感が身体を支配している。
伸びをして身体を起こし、少しずつ覚醒していく。

猫  「にゃぁ~・・・にゃぁ~」

どこかで、猫が鳴いている・・・?

中村 「しのぶ!?・・・しのぶ?」

俺は一気に夕べのことを思い出した。
あれは、夢ではない。それは俺の身体と、そして心が知っている。
しのぶは、どこへ行った?
俺の腕の中にいたはずの、しのぶのぬくもりはもうない。

中村 「しのぶー?どこだ?・・・しのぶー?」

エレベーターの扉が開いて人影が見えた。

中村 「しのぶ!?」
警備員「中村さん、おはようございます。」

降りてきたのは警備員だった。
そして、黒い小さな影が素早く俺に近寄ってきて足元にまとわりついた。

中村 「!?・・・しのぶ?」
警備員「私が出社してきたら警備員室の前にいましてね。
    浴衣の生地を首輪代わりにしているみたいなので飼い猫でしょうかね~」

俺は、足元の猫を抱きあげた。猫の首には確かに浴衣の生地がまきついている。
昨日、しのぶが着ていた浴衣と同じ柄だ・・・。

中村 「いや、実は俺が夕べ拾ってきたんです。今探していたところで・・なぁしのぶ?」
猫  「にゃぁ~」
警備員「おやおや、もう馴れてますね?本当に猫を飼う気になったのですか?」
中村 「ええ。こんな不規則な生活を続けてると腹が出ちゃうなって思って。はははっ」
警備員「そうですね~。それは良いかもしれない。
じゃぁ逃げられないように、気をつけてくださいね。」
中村 「はい。今日はもうこれで帰ります。ありがとうございました。」
警備員「お疲れ様でした。」

警備員が行ってしまうと俺は、猫の首に巻かれた浴衣の生地をほどいて広げた。
そこには、細いマジックでたった一文書かれていた。

《花火のように、儚くても心に残る熱い夜をありがとう》

中村 「しのぶ・・・」

俺は、猫を抱きしめて泣いた。

Fin



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ドーン!ドドドドーン!!
俺たちの頭上に色とりどりの花火がピカピカと光っては消えていく。
しばらく、ふたり無言のまま花火を見ていた。

しのぶ「花火って儚いよね・・・だから綺麗なのかなぁ?」
中村 「そうだな。花開くのはほんの一瞬だけど、その美しさは心に残るよな。」
しのぶ「・・・ねぇ、中村さん。」
中村 「ん?」

しのぶは振り向き片膝をソファーに乗せて少し上から俺をまっすぐに見つめた。

しのぶ「俺を抱いて」
中村 「・・・?」

俺は、一瞬思考が止まった。何を言われたのか脳が理解できなかったのだ。
しのぶの少し潤んだように見える瞳を見つめたまま固まってしまった。
どんな間抜けな顔をしていたのか想像もしたくない。
しのぶは、唇を重ねてきた。鰹節の味がした。
薄い唇と舌で俺の口内を舐めまわす。
それでも俺は抵抗も出来ずにいた。
相手は男の子だというのに、少しも嫌ではなかった。
ドードーン。ドーン!ドドドーン!
その時、ひときわ大きな花火の音がして、フリーズしていた思考がやっと動き出した。

中村 「ちょ、ちょっと待て。抱くって?そのなんだ。そういうことか?」
しのぶ「そういうこと?」
中村 「だからその、セッ、セックスするってことか?」
しのぶ「嫌?」
中村 「嫌とか嫌じゃないとか、そういうことじゃなくて、そのっ、だから・・・
    俺もお前も男だぞ。」
しのぶ「そうだね。」

しのぶは俺の手をとって自分の股間にあてる。

しのぶ「大丈夫だよ、入れる場所がちょっと違うだけだから」
中村 「いっ、入れる場所って・・・」
しのぶ「抵抗あるなら、目隠ししてあげる。女の子だと思って想像してみて」

しのぶは俺のネクタイを器用にほどくと、それで俺に目隠しをした。
ワイシャツのボタンを片手で外しながら、再び唇を重ねてくる。
もう、俺には抵抗する理由がなかった。
それどころか、しのぶの舌の動きに応えながら少しずつ身体が熱くなっていた。
あっという間にはだけた俺の胸を、しのぶは丁寧に舐める。
少しざらっとした舌が、生き物のように俺の胸を動き回る。
乳首を指でつまんだり、舌でころがしたり。
見えない分敏感になっているのか、俺の身体はビクビクっと反応する。
前の会社を辞める時に長年付き合っていた彼女と別れて以来、
仕事一筋で人の肌と触れ合うこと自体が、本当に久しぶりだった。
そんな昔のことを思い出す必要もないほど、俺の身体はしのぶに反応していた。
そして、目隠しをされているというのに俺は忍のまっすぐな瞳を想像していた。

しのぶは、俺のズボンのベルトを外しジッパーを下ろして、
とても大切なものに触れるようにペニスと睾丸を取り出した。
ほそくて冷たい、しのぶの指先がその先端を弄び裏筋をなぞり、
ぎゅっと握ったかと思うと、ぬるっと暖かいところへ吸い込まれた。
しのぶの口のなかだ。

中村 「んんっ!」

俺はたまらず声を漏らした。
しのぶの舌使いは巧みで、先端をぺろぺろと舐めては、口の奥深くまで飲み込む。
ぴちゃ、ぷちゃ、ちゅぷちゅぷ・・・じゅるっ・・・
どーん。どどどーん・・・
花火の音なんてBGMに聞こえるほど、いやらしい音が耳をくすぐる。

中村 「はぁっ、んふっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

思わず両手でしのぶの髪に触れる。
俺は、自分でもびっくりするほど感じていた。
しのぶの動きもだんだんとスピードをあげる。
ちゅぷっちゅぷぷっ・・・・ぴちゃぴちゃ・・・・。
くちゅくちゅ・・・・くちゅくちゅ・・・。
俺のペニスがしのぶの口の中を出入りする音とは別に、粘膜の摩擦音がする。
・・・そうか。しのぶが自分のペニスをしごいている音だ。

すると突然、ふわりと草の香りがして唇を塞がれた。
しのぶは俺にまたがってキスをしてきた。
さっきよりも、熱く深く舌が絡み合う。

しのぶ「入れるよ・・・動かないでね」

勃起した俺のペニスの先端が、暖かいものに触れる。
ぐっと押しつけられたかと思うと、むぎゅっと熱い粘膜に吸い込まれた。
口の中とは違う、もっと圧迫された状態だ。
先端から根元にかけて少しずつ熱くなったしのぶに包まれていく。
ずちゅっ・・・ずずっ・・・・じゅぷ・・・

しのぶ「はぁ・・・・ふっ・・・あぁっ・・・」

俺のペニスが全部しのぶの中にはいると、しのぶも声をもらした。

しのぶ「ごめん・・・はぁ・・・声がっ・・・でちゃう」

そうか、俺が男を意識しないように、しのぶは声出さないようにしていたのだ。
俺は、そんなしのぶがたまらなく愛しくなって抱きしめた。

中村 「目隠し、とってくれ。・・・しのぶの顔がみたい」
しのぶ「えっ?」
中村 「しのぶの顔をみて、しのぶの声を聞いて、一緒に感じ合いたいんだ」
しのぶ「・・・」

しのぶは俺の目隠しをとると上からまっすぐに俺を見つめた。
俺は、しのぶの顔を両手で挟んで引き寄せ、口づけをした。
お互いの舌の動きを確かめ合いながら絡めあう。
そして舌の動きに合わせて、しのぶが腰を動かし始めた。
俺は下から突き上げる。
ぐちゅぐちゅっ・・・ずずっ・・・じゅぷじゅぷん・・・
しのぶの浴衣の胸を大きく広げ、乳首を吸い舌でころがす。
手のひらでふとももをなぞると、きめの細かい肌がすいついてくるようだ。
そして浴衣のすそをたくしあげると、そこには間違いなく男性の象徴である
ペニスが勃起した状態で、先端からは液体を滴らせていた。
しのぶは、男なのだ。
それを再確認してもなお、俺はしのぶが愛おしかった。
くちゅくちゅ・・・くちゅくちゅ・・・
ペニスをしごくと、しのぶは腰を前後に動かし始める。

しのぶ「ああっ・・・んっ・・・んんぁ・・・・・はっぁ・・・」
中村 「感じるか?」
しのぶ「うん。イイ・・・・気持ち・・・いい」
中村 「もっと、声を聞かせてくれ・・・んっ・・・しのぶの感じてる声」
しのぶ「んっ・・・いいっ・・・なか・・っむらさ・・んの・・・
    奥まであたって・・・ああっん・・・はぁ、・・もち・・イイっ」
中村 「俺も・・・しのぶんなか・・・気持ちいい・・・ふぅ・・」

俺は、しのぶのペニスをしごきながら下から腰を激しく突き上げる。
しのぶは俺の肩に手を置いて、腰を回しながら俺の動きに合わせる。
かつて、セックスがこんなに気持ちいいと思ったことがあっただろうか・・・

しのぶ「あぁ・・・もう・・ダメっ・・・いっちゃいそう・・・」
中村 「いけっ・・・はぁ・・・俺も・・・イきそっ・・・・」

ずちゅん・・じゅぷん・・・・じゅっじゅっじゅっ・・・

ふたりは唇を重ね、舌を絡め会いながら激しく愛し合い・・・果てた。



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<会社・夜>
こうして、どういうわけか俺は見ず知らずの少年を会社に連れて帰ることになった。
会社に着くと、少年は物珍しそうに部屋の中を見回している。

中村 「書類には触るなよ~。あと、このソファー動かすの手伝ってくれ」
少年 「えー?今から模様替え?」
中村 「違うよ。まぁ、いいからいいから。」

応接室・・・というか応接スペースから自分の机の横にソファーを移動し、
窓に向けてセッティングする。
机にコンビニで買ってきたものを広げる。

中村 「腹へってないか?おにぎり食べていいぞ。飲み物は・・・」
少年 「俺、この牛乳でいいよ。それから、猫にこんな牛乳あげたらだめなんだよ」
中村 「ええつ!?なんで?」
少年 「あの猫、子猫じゃないんだから牛乳必要ないし、
牛乳の中の成分で消化不良起こして下痢になる。」
中村 「そうなのか?知らなかった。猫には牛乳とばかり・・・」
少年 「まぁ、下痢しない猫もいるみたいだけどね。おかかのおにぎりいただきまーす」
中村 「はい、どーぞ。電気消すぞ」
少年 「!?」

そして俺は入口付近にある電気のスイッチを消すと、
つまずかないようにゆっくりソファーに近づき、ビールのプルタブを開けて座った。
ちょうどそのタイミングで花火が打ちあがった。
ドドーン!ドドドドーン!!

中村 「よっし、今年も花火見えるぞー」

実は昨年、残業をしていたとき、何気なく窓の外を覗くとビル群の狭間に花火が見えた
のだ。ほんの小さな隙間に見える花火は万華鏡をのぞいたときと少し似ている。
ビルの窓ガラスに反射した花火と実際の花火が予想もしない形に見えて、なんだか少し
ドキドキするんだ。

少年 「花火?ここから見えるの?」

そう言って、おにぎりをほおばりながら、窓に近づいて外を覗き込む。
少年「見えないじゃん。ビルがいっぱい見えるだけだよー。おじさんのうそつき~」

少年は、口をとがらせながら振り向く。
その様子が可愛らしくて、つい頬が緩んでしまう。

中村 「この、ポジションじゃないと見えないんだ。
    それと、おじさんは勘弁してくれ。これでもまだ33歳だ。
    俺は、中村 聡。君は?」
少年 「なかむら さとし?俺は・・・しのぶ」
中村 「しのぶくん?・・・こっちに来てご覧」

しのぶは俺の横に腰掛けて窓の外を見るが、やはりそこからでは見えない。
花火が見えるスペースは本当に狭いのだ。
俺は自分の両腕を伸ばして、見える範囲を示した。

中村 「もっとこっち、ここからここまでくらいかな」
しのぶ「もっと?」

しのぶは、身体を俺にぴたりと合わせて顔だけ寄せてきた。
俺の右腕に顎を載せて、ほとんど俺の顔と被ることになる。
しのぶの柔らかい髪が鼻先をくすぐる。
どどどーん!どーん!!

しのぶ「うわぁ!見えた!!」

そう言うと満面の笑顔で振りかえり俺を見上げる。
危うくキスしそうな距離だ。
一瞬、時間が止まったかのようにふたり見つめ合った。
ドーン!!
その時、大きな花火が上がって我に返った。俺は少し焦っていた。

中村 「ははっ。本当にわずかな狭間にしか見えないんだよな」
しのぶ「じゃぁ、俺、中村さんの後ろのこの背もたれに座るよ。
縦のスペースなら見えるものね。」
中村 「嫌、それは危ないから、・・・ここにおいで」

危ないから?俺は両足を広げてスペースを空け、そこにしのぶを座らせた。

中村 「狭いか?」
しのぶ「うんん。大丈夫。」

俺はしのぶを後ろから抱きしめ、肩に顎を載せると頬が触れあうほどの距離で
窓の外をみた。
そこには、恋人同士のような、しのぶと俺の姿が映っていた。



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<路地裏・夜>
コンビニに行くと、これまた人でいっぱいで、商品は残り少なく、
レジは長蛇の列になっていた。
とりあえず、おにぎりとビールとつまみと、そして牛乳を買って店を出た。
コンビニの帰り道、さっきの路地裏に行ってみるが、猫の鳴き声がしない。

中村 「にゃあ~、にゃぁ~」

俺は、呼びかけながら植え込みの陰を探してみるが、気配もない。

中村 「なんだ。待ってろって言ったのにな。にゃぁ~!いないのかー?」
少年 「にゃぁ~」
中村 「うわぁ!」

俺は声にびっくりいて振り向くと、そこには浴衣を着た高校生くらいの少年が立っていた。

少年 「おじさん、さっきの猫はもういないよ」
中村 「え?どこに行ったか知ってるのか?」
少年 「女の子が連れてった」
中村 「そうか・・・。」

俺は、がっかりしていた。

少年 「ねぇ、おじさん。猫の代わりに俺を連れて帰ってよ。」
中村 「はぁ?何を言ってるんだ?」

俺は、驚いて少年の顔を見る。
すると、まっすぐに俺を見つめる少年の瞳に釘づけになった。
さっきの猫とどこか似ている気がした。

少年 「俺、さっき捨てられたんだ。一晩だけでいいからさ。」
中村 「いや、君まだ、未成年だろ?家に帰らないとまずいだろう。」
少年 「帰るところなんてないよ。捨てられたって言っただろ」
中村 「え?親に捨てられたってことはないだろ、さすがに?」
少年 「違うよ、恋人に捨てられたの」
中村 「恋人?恋人と住んでたのか?ん~。それは大変気の毒だったな。
とはいえ猫じゃないんだから見ず知らずの君を連れて帰るわけにもいかないだろ。じゃっ!」

俺はそう言って踵を返した。

少年 「ひどいよ~俺のことは遊びだったの!?結婚するからってぇ~」

いきなり、意味不明なことを大声で叫びだした。
俺は慌てて振り返り、咄嗟に口を塞ぐため抱きしめた。
柔らかな髪がふわりと顔をくすぐり、爽やかな草の香りがした。
顔をあげてまわりを見渡すと、チラリと路地裏を覗き込む人はいたが、
痴話げんかくらいに思ったのか、人々は素通りしていく。
大人しくなったので腕の力を緩めると、

少年 「ぷっはぁ~苦しかった~もう、殺す気?」

そう言って、まっすぐに俺を見つめる。
小柄な彼を力いっぱい抱きしめたので、顔が俺の胸に埋まってしまっていたらしい。

少年 「さっきは猫に、人間だったら連れて帰るって言ってたのに、
今度は猫だったら連れて帰るとか言うわけ?」
中村 「それは、猫相手だったからちょっと下心を声に出して言ってみただけだ。
    っていうか、お前なんで知ってるんだ?」
少年 「俺、近くにいたから全部聞いてた。」
中村 「うわぁ~猫に夢中で周り見えてなかったな・・・」
少年 「いいだろ、俺人間なんだからお持ち帰りしてよ。」
中村 「いや、だから女の子をお持ち帰り・・・って俺、何言ってるんだ?」
少年 「あの猫だってオスだったし。また大声だすよ?」
中村 「ああーもうわかった!じゃぁ、ついて来い。
でも連れて帰るって言ったって、家に帰るわけじゃないんだ。
    会社で朝まで仕事するつもりで・・・」
少年 「おじさん、どうせ仕事するつもりないでしょ?ビール持ってるし。」
中村 「うっ。・・・わかった。その代わり、明日の朝にはちゃんと保護者のところに帰りなさい」
少年 「やった!ありがとう」


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<路地裏・夜>
俺は、花火大会が始まってごったがえする前に夜食を買おうとコンビニに向かった。
ビルの外に出ると、すでに浴衣を着た人たちで賑やかだった。
少しでも人混みを避けようと路地裏を歩いていると猫の鳴き声が聞こえる。
植え込みの陰を覗くと、まっすぐに俺を見つめるふたつの瞳があった。

猫  「にゃぁ~」
中村 「にゃぁ~。おいで」

しゃがんでゆっくりと手を伸ばすと、恐る恐る近寄ってきた。
俺の指に鼻先をこすりつけると、顔をあげてまた鳴く。
そっと抱きあげた。
人に慣れてるな。まだ、子供か?1歳になるかどうか、若いな。

中村 「どうした?迷子になったか?こんな人込みに出て行ったらもみくしゃになるぞ」
猫  「にゃぁ」
中村 「お前、芯のつよそうないい顔してるな。人間なら惚れてたかもしれないな。」

俺は、その猫にキスをした。猫は目をほそめて気持ちよさそうにしている。

中村 「やばい。マジでお持ち帰りしたくなってきた。可愛いなぁ。」

その猫はつぶらな瞳で俺を覗き込む。

中村 「お前が人間だったらな。一緒に花火が見たかったな。
    猫ちゃんだからな。ごめんな。今からコンビニ行ってくるから、
ミルク買って帰りにも寄るよ。ここで待ってろ。いいな。」
  猫  「にゃぁ。にゃぁ~」

 猫を連れてコンビニに行くわけにもいかず、植え込みの陰に猫をおろすと、
 後ろ髪を引かれる思いでコンビニに向かった。



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